プロポリス

プロポリス製品の種類について

 日本で市販されているプロポリス製品には、いくつかのタイプがあります。@液状タイプ、A顆粒状タイプ、B粉末タイプ、C錠剤タイプです。そのうち市販されているのは、液状タイプが大半を占めます。いずれも、プロポリスの原液は海外で生産されたものが多く、それを輸入して加工したものです。
 原産国は、いちばん多いのがブラジル産で、ついで中国産、オーストラリア産が続きます。そのほか、チリ産、ウルグアイ産、メキシコ産、アメリカ産、イギリス産のものなどがあります。プロポリスは南米を中心に多くの国々で採集されているのです。
 ミツバチは世界各地にいるわけですし、プロポリスは、ミツバチがその地域から採集してくる樹木のエッセンスからつくられるのですから、いろいろな国のプロポリスがあるのは当たり前のことです。でも、地域によってミツバチの種類も樹木の種類も異なり、プロポリスの成分も異なっているのです。

プロポリスの飲み方

 プロポリスは薬とは違います。日本では健康補助食品に分類されています。したがって薬のように、いつ、どれだけ飲まなければならないという決まりはありません。使用するときは説明書をよく読んでください。
 ここでは、初めて飲む人のために、目安を記しておきます。
 液状の食用アルコールで抽出したプロポリスは、水か湯を入れたコップに一回につき3〜5滴を落とし、それをかき混ぜて、1日に2〜3回飲みます。
 最初、プロポリス特有のヤニが水面に浮かぶことがあります。これがイヤだというときは、割り箸などでヤニだけ除くようにすればよいでしょう。またコップにヤニがついて、水で流すだけでは、ヤニが落ちにくいことがあります。これはクレンザーでごしごし洗えば落ちますが、専用のコップを用意したほうが便利です。
 こうしてプロポリスに慣れてきたら、少しずつ量を増やしていきます。最終的には、健康管理のために飲む場合は、1日2回、1回に10滴前後が目安です。これといって異常はないが、なんとなく調子が悪い、疲れやすいなどの訴えがある半健康の場合は、1日3回、1回につき15滴前後が目安になります。また、治療中の人が補助食品として飲む場合は、1日3回、20滴前後が目安です。この場合10滴が1ccに相当します。
 これはあくまで目安です。むしろ少量から始めて、徐々に量を増やし、そのプロセスを通して、自分の適量を知ることが大切なのです。というのも、その人の体質によって、そのときの体調や症状によって、適量が違ってくるからです。
 中にはプロポリスの、一口目に味わうピリツとした刺激が好きでないという人もいます。
樹脂の香りや、暗褐色の色合いがいただけないという大もいます。この場合は、はちみつ、ジュース、酒などに混ぜて飲みやすい方法、好みの方法で飲んでもかまいません。ジュースやお酒の色や味は多少変わりますが、成分が変化することはありません。
 一方、顆粒状のものや粉末のものは、1回1さじを、1日に1〜3回、そのまま飲みます。錠剤のものは1日5〜10粒くらいが目安ですが、説明書をよく読んで飲用することが大切です。
 なお、中にはプロポリスが合わない体質の人がいます。

プロポリスの効果

 プロポリスを提唱したアーガードが、プロポリスの利用者220名についてその効果を調査したところ、97パーセントにあたる214名が「効果あり」とし、残り6名のうち3名が「効果なし」そして、3名が「アレルギーが発生した」という結果が出たと報告しています。
 前にも述べたように、プロポリスは副作用のない安全な物質ですが、アレルギー体質の人にはアレルギー反応が出ることがあります。
 これを避けるためには、一度に大量に摂取することはやめ、最初は少量で試してみることです。囗の中がただれたり、飲んだら気分が悪くなった。下痢になったというようなことがあったら、すぐに使用を中止することです。
 また、現在、アレルギー体質であったり、その傾向がみられるときは、ごく少量で異常がないかを試してみます。アレルギー体質の人はまれに蜂の産物にもアレルギーを起こす場合があり、大丈夫とはいいきれないのです。もちろん、花粉症や鼻炎、ぜんそくにプロポリスが効果を上げている例はたくさんありますので、自分の体質に合わせて飲用量を決めることです。
 治療薬と併用しても心配ない
 プロポリスについては、いろいろな治療例が紹介されており、「万能薬」のイメージが強いために、薬と思い込んでいる人が案外多いようです。
 そのために、「今、治療を受けているのだが、プロポリスを併用していいのだろうか」「薬を飲んでいるのだが、プロポリスを飲むなら薬は中止すべきだろうか」というような質問をする人がいます。
 でも、プロポリスは薬ではありません。健康補助食品なのです。したがって、今、行っている治療と併用しても、いっこうにかまいません。治療薬と併用しても差支えありません。プロポリスを飲むからといって、ほかの治療法をやめる必要はないのです。
 よく、病気のときの看護の原則は、「栄養」「休息」「安眠」が大切といわれます。この「栄養」にあたるのが、プロポリスの飲用なのです。プロポリスは食品としてみても、不足しがちな栄養分をバランスよく含んでいます。最高の食品といったらよいでしょう。
 しかも、いくら飲んでも、化学合成の薬品のように副作用がありません。ほかの薬と反応して、やっかいな症状を起こすわけではありません。治療の妨げになるようなものではないのです。むしろ、薬とプロポリスの栄養との相乗効果で、よい成果が上がるといえるでしょう。
 なお、この症状にはこの飲み方がいいとか、この量が適量だということはいえません。少量ずつ飲みながら自分の適量を知ること、また体調や症状の変化をチェックして、プロポリスの量を加減しながら飲み続けることが大切です。
 症状が落ち着いてからも一上一週間は飲み続け、その後は、少し量を減らして、健康維持のために飲むようにするとよいでしょう。
 なお、飲用中に疑問が生じたり、飲用を迷うようなときは、製造、販売メーカーの相談室にたずねるようにしましょう。

プロポリスを毎日少量飲んで健康を維持しよう

動脈硬化、心臓病、糖尿病などの若年化、働き盛りの過労死も問題になっています。健康だと思って体力にまかせて無理をしていると、いつのまにか病気が忍び寄っていること
もあります。いつまでも健康でいたいなら、健康に自信がもてるうちから病気を予防して健康維持に努めることです。
 「健康法に関心をもっていますか」と三〇代、四〇代の人にたずねると、多くの人が健康に関心をもっているといいます。では、「健康にいいことをなにか実行していますか」とたずねると、よい返事は戻ってきません。そのために、スポーツをして運動不足を解消したり、ヨガなどの健康法をやっていたり、食事に注意したり、健康補助食品や栄養剤をとっ
ている、と答える人はほんのひとにぎりです。健康維持のためになにかやりたいが時間が
ないというのが、おおかたの意見です。
 そんな人にぜひすすめたいのが、このプロポリスを毎日少量ずつ飲んで健康を維持することです。
 健康法というのは、わざわざそのために時間をとるようなことがなく、身近なところで、手軽に行えることが大切です。毎日続けることが必要なのです。
 その点、プロポリスの飲用は、食事の前後に数滴を水や湯で割って飲むだけでいいのです。習慣化しやすい健康法といえるでしょう。
 そのうえ、この本でも述べてきたように、プロポリスには生理活性作用があって体調を整えたり。成人病を予防したり、また抗菌作用によって、細菌が感染しても潜伏期間のうちに菌をやっつけ、病気の芽を摘んでくれたりもします。天然の物質で副作用がないので、もし飲み過ぎたところで害もありません。このような特性は、健康維持にはうってつけと
いえるでしょう。
 症状が出てから、あわててプロポリスを飲むのでなく、プロポリスで病気を寄せつけない体をつくっておくのが、本来のプロポリスの利用の仕方かもしれません。そうすれば、たとえ強力な菌に感染したとしても、症状が軽くてすむはずです。
 プロポリスの小瓶をポケットに入れて、健康の手伝いをしてもらいましょう。
 子供には純粋甘味料に混ぜて飲ませる
 プロポリスは大人も子供も安心して飲める健康補助食品です。
 近頃は、体は大きいのに、すぐに「疲れた」を連発する体力のない子、「どうでもいい」が口癖の気力のない子が目につきます。本来の干不ルギッシュな子供らしさに欠けるのです。そればかりか、中性脂肪やコレステロール値の高い成人病予備軍の子供、アレルギー性の鼻炎、皮膚炎、結膜炎に悩むアレルギー体質の子供もふえてきて、子供の世界も半健康の子供でいっぱいです。
 体が健全でないと、心も健全には育ちません。とくに幼いときほど、体のようすが心にも、性格にも、遊びにも学力にも影響を与えるものです。なにより、子供は体力が必要です。プロポリスを飲用しながら、少しずつ体質を改善して、身も心も丈夫な子に育てることです。

 プロポリスの飲み方は、子供も大人も変わりません。大人のときと同じように、最初は1〜2滴からはじめて、徐々に量をふやし、子供のようすをみながら適量を調整していきます。最終的な量の目安は大人の半分と考えればいいでしょう。
 ただ子供にとって問題なのは、プロポリスの液を囗にしたときでビリッとした刺激味があることです。この味がイヤだという子供には、ほかの食物や飲み物に混ぜて飲ませるとよいでしょう。
 たとえば、お湯にはちみつとプロポリスを加えて混ぜれば、刺激味はあまりありません。
ついでに、これを冷凍庫でアイスキャンディーに固めれば、おいしいおやつにもなります。
 プルーンジュースやはちみつ入りのミルクに、プロポリスをたらして飲むのも、おいしくいただけます。また、はちみつとプロポリスを混ぜて、パン、果物に塗ったり、蜜豆に加えたりして食べるのもいい。でしょう。手作りのお菓子に加えるのも手です。
 ちょっと目先を変えてやれば、子供は喜んで口にするものです。
 こうして毎日口にしていくうちに、プロポリスの味にも慣れてきます。

プロポリスの効果の現れ方

 プロポリスは薬ではありません。健康補助食品です。丁般薬のように、飲んだらすぐに効果が出てくるというような即効性はありません。ちょうど漢方薬と同じに考えればよいでしょう。その人の体質や症状に合えば、じわりじわりと効いてきて、気がついたときには「なんとなくこの頃、体の調子がいい」という状態になっているのがふつうです。
 その期間は、人によって違います。飲用している大の体質、体力、症状、食事や睡眠などあらゆる要素が、効果の現れ方に影響してくるからです。適量を自分の体調から判断しながら、自分で決めていくように、期間も自分の感覚から判断することになります。
 ただ、今までのデータからいえば、2〜3週間から、1ヵ月で、「効果がありそうだ」という自覚をもつことができるようです。
 さらに「今までの不快症状がきれいになくなった」とか「完全に症状がとれたようだ」というような感じがもてるのも、人によって、症状によって違ってきます。2〜3ヵ月の人もいれば、半年から、1年もかかる人もいるでしょう。
 中には、ずっと症状に変化がなく、「効果がないのかな」と思っていたら、ある日急に効果が出て、あっという間に症状が好転してしまうというような人もいます。
 ただ、一般にいえることは、歯が痛い、煙草の吸い過ぎでのどか痛いというようなときは、プロポリスを一口含むだけで、ピリッとした味から、さわやかさが囗いっぱいに広がって、痛みがとれてきます。こうした痛みにはプロポリスは即効性があります。そのほかについては、リューマチなど骨の病気よりは、やけどなど外皮の炎症や胃潰瘍などの血液の通っている内皮の病気のほうが効き目は早いといえます。
 でも、プロポリスは不快症状を取り除くという効果もさることながら、健康を維持するために飲むほうが本来の飲み方と思われます。症状がとれたから、もうプロポリスは飲まないというのではなくて、これを契機にせっかくよい習慣がついたのだから、生涯の健康法として、プロポリスを飲み続けることが大切だろうと思います。
 体調がよくなれば、食もすすみますし、活動力も増します。気力も充実してきます。プロポリスの効果と相まって、ますます健康になれるのです。
 まずはプロポリス健康法を始めることが先決です。プロポリスの良さは飲んでみてはじめて、実感し得るものです。